全員が好きなことを仕事にしたら社会が回らない?

全員が好きなことを仕事にしたら社会が回らない?

最近は、好きなことを仕事にしようという動きが活発ですね。

そこでよく疑問としてあるのが、

「全員が好きなことを仕事にしたら、社会を維持できなくなるのではないか」

というものですね。

これを心配するのはわからなくもないですが、あまりにも非現実的です。

それに、ほとんどの場合、問題にはならないでしょう。

その理由を、1つ1つ提示してみます。

 

さまざまな人がいるから

何が好きかっていうのは、本当に人によって違います。

衣食住系は、まず間違いなく好きな人がそれなりにいます。

作物を育てること、料理をすることなどは、好きな人が明らかに存在しています。

衣類についても、けっこう多いでしょう。

裁縫が好きな人、デザインが好きな人が存在することは、容易に想像できるかと思います。

もっと広げて、まぁ大体の必要なことには、それぞれ好きな人が存在するでしょう。

仕事内容は別によくて、ハードワークすぎるとか、人間関係が嫌なだけといったケースも多そうですし。

好きなことの例えを、複数挙げてみましょう。

  • 鉄道が好き
  • 乗り物それぞれの運転が好き
  • 喜んでもらえること自体が好き
  • 笑ってもらえることをするのが好き
  • ものづくりが好き
  • 事務や経理などコツコツ作業が好き
  • モノや人や情報など問わず管理が好き

これらだけでも、多くの仕事をカバーできると思います。

これらは一例で、他にも多くの好きなことのある人たちがいます。

ですから、問題なく回るわけです。

 

非現実的

次に、現実には全員が好きなことを仕事にすることは、まずないということです。

そもそも全員が、好きなことをする必要はありませんし、実際にしないでしょう。

なぜなら、好きなことよりもお金を優先したい人や、ほかに権力など別のことを好む人がいるからです。

 

困難に挑戦するほうが燃える人や、好きなことを仕事にする人生に興味がない人もいます。

そもそも全員が自給自足をして、全員が犯罪をはじめ迷惑なことをしなければ、社会など不要です。

これこそ非現実的ではあります。

ただ、重要なのは根本的には社会なしでも私たちは生きていけるということです。

そういう時代があったから、今の現代があります。

まぁ昔と違って、あまりにも人口が増え過ぎているので、現代では社会が不要ということはないと思いますが。

 

人間が不要になる

人工知能やロボットが今、アツイです。

人工知能などがどんどん発展していくと、そもそも人間がやる必要は基本的になくなるわけです。

つまり、今後はどんどん好きなことをすればいい時代になっていきます。

本質的には、新しいことに価値が出てくるんだとは思いますが。

共感や新しさなど多くの魅力を盛り込んだことを世に出すには、もはや好きなことでないとなかなか難しいでしょう。

そういった意味でも、好きなことがメインになる時代だと思います。

 

それに人間は、もともと役割分担すべき生物です。

全員がやりたくないことをするなんて、あまりにも馬鹿げています。

好きなことをする人がいる一方で、好きなことがないから他人の嫌がりやすいことをやるということであれば、これは見事に素晴らしい役割分担ができています。

それぞれが好きなことをすれば、それはそれで役割分担が成立しています。

それぞれの役割の中で、うまく社会を回していくようにすることもあるでしょう。

好きなことをしなければならないわけではなく、単純に社会として、好きなことをする生き方を当然のように認めればいいだけの話なんですよね。

やりたくないことをする生き方も、したければ別にすればいいわけです。

好きなことをする生き方、働き方はただの選択の一つでしかありません。

問題なのは、そういった選択肢すら提示しない社会であることです。

みんなが嫌なことをしなければならないという観念が、当たり前のように提唱されるこの社会は、あまりにも異常です。

 

99%の会社は不要

ホリエモンが、99%の会社は不要という本を出版していました。

まさに、大半の仕事はなくなってもそこまで困りません。

スマホが、食べ物をつくるわけではありませんから。

スマホにしたって、連絡がすぐとれるようになったが、生産性はあまり上がっていないという話もありますからね。

ですから、好きなことをする人ばかりになっても、あまり問題にならないでしょう。

医療系がちょっと困るかもしれませんけどね。

リスク面が大きいですから。

 

余計な仕事がなくなれば、必要な仕事の時間も短くなるでしょう。

人間が集中できるのは、1日4時間だけという説もあります。

この場合、1日4時間だけ働けばいいわけですね。

+2時間ぐらいはしてもいいでしょうけど、8時間以上ってのは、あまり効率がよくないです。

ましてや好きなことであれば、さらに生産性が上がるでしょうね。

 

資本主義的には当然

資本主義的には、必需財がありふれてきたら贅沢財が伸びるのは当然です。

衣食住はもう供給過多です

となると、贅沢財のほうが伸びるようになります。

まぁ日本は先進国ですから、そんなの当たり前に感じている人も多いかもですが。

よって、遊びなどが儲かっていく可能性が十分にあります。

衣食住系は、需要があることが誰でもわかりますから、参入者が非常に多いです。

まぁそれが好きなことなら、あの手この手で工夫してでも、やっていけばいいと思うんですが。

一方で、今仕事になっていないことで好きなことがあるなら、それが仕事になる可能性が十分にあります。

生活にあまり必要じゃないことのほうが、伸びる時代です。

必要なことで、新しく打ち出せるものってあまりないでしょう。

必要なことはすでに、商品やサービスで提供されていますから。

できなかったことができるとか、便利になることのほうが流行るかなと思いますね。

 

やりたくないことしている人にも朗報

以上述べたように、好きなことをやる人が相当増えても、あまり問題にならないでしょう。

さらに、実はやりたくないことをやっている人にも恩恵があるんですよ。

好きなことをする人が非常に多くなってくると、誰もやらない仕事が確かにあるかもしれません。

そういった誰もやりたがらないけど、誰かがやらなければならないことについては、その賃金がアップします。

賃金が上がることで、好きなことよりお金を優先する誰かがやり始めるので、むしろまともな社会になるわけです。

賃金については、エリートとかわけのわからない基準だけであってはならないんです。

実際の労働内容や、誰もやりたがらないことをやる人なども評価されるべきです。

そういった人たちにそれ相応の給料が支払われるべきなんです。

そうではないでしょうか。

 

好きなことをするというのは、お金にとらわれなくなるということでもあります。

そうすると、お金の奴隷になる人が減るため、安い賃金でやりたくないことをする人が減るわけです。

好きなことを仕事にすることは、けっこう社会的にもプラスの影響があると思います。

マイナスだけ見ている人は、自分なりにプラスの影響を考えてみるのもおすすめです。