最近の若者が幼く見えるのはネオテニーで進化の前触れかも

最近の若者が幼く見えるのはネオテニーで進化の前触れかも

最近の若者が幼く見えるという話が、されることありますよね。

ま~た最近の若者論かと思いきや、ちょっとちがった視点の話があります。

それは苫米地英人博士の著書「15歳若返る脳の磨きかた」で書かれていました。

最近の若者が幼く見えるのは、ネオテニーではないかとのことです。

 

ネオテニーとは、幼態成熟とも言われ、性的に完全に成熟した個体であるのに、幼い性質が残る現象です。

つまり、成人しているのに、幼さが残っているということですね。

まさにそのまんまですが(笑)

完璧な人間なんていないので、そういう意味では多かれ少なかれ、誰もが幼さはもっているでしょうけど。

最近の若者は、幼く見えると言われることも、ネオテニーと考えるとなかなか興味深いです。

 

成熟が遅い

実はこのネオテニー、進化において重要な役割を担っているとされています。

幼さが残るというのは成熟が遅いわけですが、成熟が遅いということは適応できる余地が残されているってことなんです。

これは、おそらく人間の知能にも大きく影響していると思います。

 

なぜなら、知能というのは、環境に合わせて変わるべきものだからで、そのためにはデータ収集期間が必要だからです。

さらに、適応しない余地を残しておかないといけません。

そうでないと、可塑性は発揮されませんからね。

可塑性は、要するに学習能力根幹みたいなもので、学びによって変化していくことですね。

新しいことを体験しても脳が変わらないなら、それは何も体験してないことになるようなものです。

ですから、生きている限り、脳が変化できるように適応しない余地を、たくさん残しておかないといけないはずなんですよね。

 

人間の適応力とは

他の多くの動物は、生まれてから大人になるまでかなり早いです。

例えばねこの場合、生後半年経てば成猫と言っていいぐらいになります。

まぁ飼ってる立場からすると、大人って程でもないですけど。

とはいえ、生後1年たてば完全に大人ですね。

子供も当然うめます。

 

一方で、人間は歩き始めるまでに時間がかかります。

しかも成人として扱われるのは、18~20歳ぐらいなわけです。

子供が生める体と比較するにしても、人間の場合は一般にはたぶん10年近くはかかるはずです。

かなり遅いですよね。

こうして成熟するまで時間がかかるからこそ、知能を高められると思うんです。

 

最初はいろんな周波数が聞けた耳も、日常生活で必要な周波数を認識すると、他の周波数を遮断してしまうわけです。

これも適応なわけですが、データ収集期間と適応しないまま残している余地があるからこそできることです。

だから、話す言語によって、聞き取りやすい周波数に違いがでてくるわけですね。

逆に言うと、すぐに適応するということは、進化性があまりないことになります。

応用性とか汎用性とかが、下がる感じですね。

 

例えば、ある宗教団体に適応するということは、その団体の色に染められることを意味します。

まぁこれは、社会に適応する場合にも同じですが。

一方で適応しない場合、適応する余地を残したままデータを収集し、思考を練り、最終的にどうするかを検討するわけです。

いろいろな宗教団体を見た結果、団体に属さず、こういう人間になるのがベストだという結論すら出すことができます。

ここが、適応を遅らせることの最大のメリットです。

適応が正義みたいな風潮ありますが、これはかなり間違っていると思います。

間違っているというか、間違っているといえるほどに偏っている感じですね。

特に現代社会はおかしいですから、適応を遅らせてる人が増えてるんじゃないかなと。

 

酒に弱くなるという進化

日本人は酒に弱い人が、過去100世代ほどにわたって増加してきたことが最近の研究でわかっています。

酒に弱いほうが、日本人にとって有利だったからのようで、その証拠の1つが見つかったものです。

何事も適応すればいいってものではないことの、1つの科学的な例かもしれませんね。

 

進化するかも?

適応しない期間が長いってことは、その分今までにないことが生まれる可能性が高まるわけです。

創造性の余地があります。

適応は当然ながら、創造的な作業ではありません。

言われたことをただやるだけみたいなものです。

 

著書の中でも、進化の前にはネテオニーがあると書かれています。

ある意味人類としての戦略が、ネオテニーみたいなものではないでしょうか。

初心とか基礎って大事なので、初心や基礎に立ち返るのは、進化に必要なことかもしれませんね。

技術についても、今までにない進化の仕方してますからね。

 

魚がなぜか陸に上がったのかという問題提起が、著者がする進化の話でよくあります。

冷静に考えれば、何の前触れもないことは考えにくいです。

もしかすると、ネオテニーがあって、その後に何かが起きて、進化するんじゃないでしょうか。

なぞは不可解ですが、興味深いですね。

 

今回の記事は以上ですが、著書に書かれていたこの話は、とても興味深いテーマでした。

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