10年以上の引きこもりから小説家に転身した人生

10年以上の引きこもりから小説家に転身した人生

10年以上、正確には15年近く引きこもっていた人が、小説家として活動するようになった話が少し話題になりました。

もちろん、私のことではありませんよ(笑)

田中慎弥という方です。

大学受験で失敗してしまったことをきっかけに、引きこもるようになったとのことです。

実家で、およそ十五年近く引きこもりだったんですね。

 

これぞ好きなこと

引きこもりの人は特に、人生の変え方としてこの方法が参考になると思います。

どんな方法かというと、田中慎弥氏には、ひたすら続けていたことが2つあったんですね。

1つは本を読み続けていたこと。

もう1つは小説を書き続けていたこと。

小説を書き続けていたので、応募もした結果、新人賞をきっかけに、33歳で作家デビューしています。

好きなことを継続するというシンプルな方法ですね。

 

しかし、好きなことをずっと続けることは、実際には簡単ではありません。

特に引きこもりの場合、毎日の不安などと共に続けなければいけません。

お金を、少しぐらいは稼ごうとして、好きなことをやめてしまうかもしれません。

引きこもりの状況は、なかなか閉塞的で、絶望しがちです。

誰でもできるわけではないかもですが、しかしこの方法は1つの有効な方法です。

特に好きなことが明確な人は、相性がいいと思います。

 

好きなことがわかりにくいと

小説を書くことが好きなら、やるべきこともわかりやすいですね。

一方で、例えば小説を読むことだけが好きな場合だと、それをどう活かしていけばいいのかわかりません。

ここが難しいところです。

引きこもりであってもなくても、好きなことでいろいろ試してみることが必要かもしれません。

人生を変えるには、コツコツと積み重ねるしかありません。

能力にせよ、スキルにせよ、経験にせよ、センスにせよ、です。

続けていれば、いずれかが積み重なったり開花したりしていきます。

 

そうすれば、何かをきっかけに人生が変わる可能性が高まります。

好きなことを続けるというのは、その1つの方法です。

 

続けるのが本質

本質的なことをいえば、継続が最重要です。

好きなほうが継続するのは間違いないので、好きなことに越したことはありませんが。

好きかどうかよりも、継続することを重視するのも1つの考えです。

好きなことでなくても、続けられるなら、ひとまず続けるのも有効なわけです。

 

さらにいうと、好きなら続けられるというわけではありません。

続けている人って、けっこう淡々としています。

イチローも素振りしまくってたわけですが、パーティーみたいな楽しさがあるわけではありませんよね。

淡々と続けてる時点で、好きなんですよね。

競争的なものなら、負けた時の悔しさとかがあります。

これは、そのスポーツが好きかどうかとは関係がありません。

どんなに好きなことでも、競争したり、プレッシャーがあったりすると、苦痛になりやすいです。

 

好きなことを飽きないでいるための工夫や、プレッシャーなどの外的なものに対する工夫が、必要です。

好きなことを続けるのも、実際には楽ではありません。

ただ、嫌いなことを続けるのは比じゃないでしょう。

ふつうに続いていることがあるなら、それはそもそもそんなに嫌ではないと思います。

一般的には仕事内容が嫌いというよりも、人間関係が嫌いなだけかもしれませんし。

 

いずれにしても、好きなことを好きなままでいる工夫と、外的な環境に対する工夫などが必要です。

もちろん中には、好きなことならずっと好きで、何をしても好きなケースもありますが。

一方で好きなことと、技術があるかは別の話です。

 

技術は別の話

好きなことでも、技術を身につけないといけない場合は飽きやすくなります。

もしすべての技術を身に着けていたら、楽しいだろうと思えるなら、それは好きなことでしょう。

でも、技術を身に着けるには、練習が必要なんです。

ここで、飽きやすく挫折しやすくなります。

 

好きであることと、技術があるかどうかは別なんですね。

技術については、技術を身に着けるために試行錯誤し、練習し、不甲斐ない思いを乗り越えていかないといけません。

技術が身につくまでは、思うようにいかず、放り出してしまうこともありますから。

その場合、能力開発をすると改善する場合がけっこうあります。

比較的すぐに覚えられたり、できるようになったりすると、楽しくなりやすいですからね。

あとは、意味があることや、お金になることなら続けられる人もいるでしょう。

 

人によってすべてが異なり得るため、何をすべきかとか、どう生きるべきとかは言えませんが。

引きこもりでも、自分なりの生き方を見出すことが必要ですね。

諦めてはいけません。

引きこもりでもできる仕事や人生開拓方法をまとめた記事もありますし。

ちなみに、田中慎弥氏の著書「孤独論 逃げよ、生きよ」では、自分を取り戻す唯一の方法が書かれています。

それは、「逃げて、孤独の中に身をおくこと」としています。

引きこもりは、私はある意味では新たな生き方だと思っています。

その本質は、ネオテニーにあると私は考えていますが、別の記事にて改め書こうと思います。

どんな人生でも、生き抜くつもりで、向き合っていきましょう。

逃げても、遠回りでもいいので。

孤独論 逃げよ、生きよ